ピアノとチェンバロの共演

久しぶりにコンサート、そして久しぶりの近江楽堂です。初台のオペラシティの中にある小さなサロンのようなホールで、美しく、天井も高くとても好きです。存在をご存じない方も意外と多いのですが、心が落ち着く空間です。

今回は、チェンバロと復元されたスペインのフォルテピアノ、そしてバロックオーボエのコンサートで朝昼夜のなんと3公演!朝といっても11時からでしたが、日本のチェンバロ製作では大変有名な久保田彰さんの貴重なお話をうかがうことができて、とても有意義でした!チェンバロは水永牧子さん、フォルテピアノは平井千絵さん、バロックオーボエは三宮正満さんという蒼々たる豪華メンバーです。

左側がチェンバロ、右側の青いのがフォルテピアノです。

フォルテピアノを復元されたのも久保田さんで、こんなに有名なのに「ぼくはフォルテピアノは素人なので・・」と謙虚な姿が大変印象的でした。

終演後は楽器の周りにあつまっていろいろ見ていたら、こまかく説明してくださってとても大変勉強になりました。

ウィーンとイギリスの系列のフォルテピアノは耳にする機会が多いのですが、スペインの流れをくむモノははじめて耳にして、びっくり!斬新というか知っている音と全然違いました。フォルテピアノは今のピアノと違ってそれぞれの音域が違う音色を持っているのが魅力のひとつなのですが、こちらの楽器はそれにしても違う!何種類もの楽器を聞いているような感覚です。

試弾体験は抽選だったので残念ながら体験できませんでしたが、いつか機会があったら音をだしてみたいです。

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